2004年9月・県議会報告
 一般会計の歳入歳出補正予算額は、82億9700万円の補正予算を組み、本年度予算の累計額は1兆358億円余となりました。
 その財源としては、国庫支出金37億2600万円、県債28億6600万円、財政調整基金からの繰入金16億7200万円となっています。
 歳出の内訳は、公共事業費が75億6000万円で、その他災害援護資金の貸付、災害見舞金(住宅の全壊や半壊の世帯に加え、両台風で重ねて床上浸水の被害にあった世帯を給付対象とした)、生活福祉資金の利子補給、中小企業向けの災害復旧融資の新設等、一般事業分が7億4000万円となっています。
台風被害
去る8月30日から31日にかけて本県を襲った台風16号及びその1週間後の9月7日に再び本県を襲った台風18号による被害総額は、道路、漁港、港湾などの公共施設を初め、農地・農林水産業用施設やカキ、果樹、野菜等の農林水産物など、県、市町村合わせて約299億円に達しています。
県内景気
県内経済は個人消費の持ち直しの動きが見られ、設備投資が増加しているなど、全体として回復している状況にあります。
観光振興と航空ネットワークの拡充
大型観光キャンペーンを官民一体となって展開中。広島空港の広島・ソウル線が週8便から週10便へ増便されました。
分権改革
分権改革や、行財政改革のあり方を示す「広島県分権改革推進プログラム」の策定を進めています。
教育改革
・ 公立小中学校における基礎学力の定着状況調査の速報を先般、公
  表しました。基礎・基本の定着が着実に進んでいるとの結果でした。
・ 県立広島大学が7月27日付けで文部科学大臣から認可されました。
  大学院については認可申請中です。
県民生活の「安全・安心」
・ 平成15年度から3年間で犯罪件数を3割減少させる具体的数値目標
  をかかげ、現在、犯罪件数全体は減少傾向です。
・ 食品の「安心!広島ブランド」認証制度を創設しました。
・ 9月1日に県立広島病院「広島県緩和ケア支援センター」を開所しま
  した。
・ 去る8月末に四川省政府訪問団等を迎えて、記念式典、レセプション
  などを開催しました。