2002年9月・県議会報告
一般会計で、138億7,000万円の補正予算を組み、本年度予算の、累計額は、1兆1,087億9,800万円余りとなりました。予算以外の議案として、条例案20件を議決いたしました。
経済情勢について
@国が6月に閣議決定した「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を踏まえ県も「構造改革特区」の導入を盛り込み、特区における「研究開発・創業特区」ち「環境ソリューション・国際物流特区」について、関係市と共同で国に提案。

Aものづくりの基盤として「ひろしま産業創生研究補助金」や「ヤングベンチャーチャレンジ事業」などについて計画を採用、支援していく。

B「地域高度機能活用雇用安定計画」に沿って、技能と雇用機会の創出を図る。

C広島・釜山間の国際定期フェリーの就航に伴い、県内外からの環境客を積極的に誘致するため、新たな島めぐり航路が運航される。
教育改革について
@平成16年度の東広島市に設置する県立の併設型中高一貫教育校の建設に着手。11月の「ひろしま教育の日」に「豊かな心を育むひろしま宣言」を公表し県民総参加の教育改革に向けた機運の醸成に努める。

A県立3大学の統合も含めた設置運営形態などの検討をし、年内には答申をまとめる。
広島港出島地区の廃棄物処分場の整備について
環境影響評価書に対し、広島市長から、事業の必要性を認めた上で、より詳細な科学的検討の実施や、協議会の設置に関する意見をいただく。今後とも、広島市と協力し、住民理解の形成に努め、事業の円滑な推進を図る。
ロシアとの交流について
今後の協議・調査結果を基に、ロシアとの芸術文化交流の推進に取り組む他、エルミタージュ美術館の分館整備の検討を進める。