2002年2月・県議会報告(2)
中原好治が取り組んでいる地域の課題です。南区に関する部分を抜粋しました。
●プランの概要です。
 少し小さくて解り難いかもしれませんが、交通網と計画の概要です。
●グローバルゲートウエイ機能の強化

 国際海上コンテナターミナルや旅客ターミナルアクセス道路の整備などにより、港湾機能の強化を図り広島の海の玄関にふさわしい港づくりを進めます。
下図A以北部分については、広島港宇品内港地区として、旅客ターミナルの完成に合わせ、大規模商業施設や高層複合住宅の整備を進めています。4.4haある小・中学校用地の有効活用についても今後知恵を出していかなければいけません
 家族連れで遊べるような公園の整備に、現在取り組んでいます。

広島港宇品内港地区・完成予想図
●国際交流・貢献の推進
 アジア・太平洋地域などとの相互交流や「つくり出す平和」の推進などにより、国際交流・貢献の推進を図ります。外国公館や国連機能などの誘致を進め、国際交流拠点機能を強化します。
韓国との観光・交流の促進の期待を担って、平成14年に開設予定の広島〜釜山間国際定期フェリー
●産業活動を支える基盤の整備
港湾や道路などを中心とした物流基盤の整備を促進します。また、企業ニーズに対応した専門性の高い技術を持つ人材の育成を図ります。
 広島港出島地区完成予想図
●道路交通網の整備
  1. 広島南道路は今年の秋までに出島まで平面部が完成予定。
  2. 府中・仁保道路(完成予定年度89年度、経費1092億円。現在用地取得を行っています。)
  3. 東部地区連続立体交差、(これは、いつも渋滞するJR向洋駅から、海田駅までを立体交差にする事業です。概算事業費、約960億円(側道整備費を含む)完成予定年度、平成20年代中頃。)
 広島都市圏幹線道路網計画図
   仁保ジャンクションの整備イメージ
●県立広島病院
 今年度は、緩和ケアセンター(※1)の整備・緩和ケアの推進を行います。引き続き出産・子育ての総合専門病院として周産期医療システムの推進、小児医療の充実をはかって行きます。
1 緩和ケアとは、ガン末期の患者さんに、心の、身体の痛みを和らげ、有意義な時間を過ごせるようにするケアのことをいいます。
●県立女子大学
創立80周年の伝統を誇る県立広島女子大学は他の県立大学(広島県立大学・広島県立保健福祉大学)と相互連携して充実した高等教育機関としてさらに発展させていきます。
●高潮対策

南区は、台風シーズンになると高潮で浸水被害を受けます。これは、港湾施設と河川からの流入が原因ですので、高潮対策は不可欠です。港湾部については、平成119月の私の質問に対して県は、「護岸だけでは限界があり、高潮ポンプ排水を推進する。」としました。これを、着実に実行します。河川部分に関しては、京橋川、猿候川の両岸で整備が進んでいます。現在の進捗率は、41%で完成予定年度は平成24年度です。

黄線の部分は、工事が概成した部分です。あとは広島市との調整で、堤防上部の緑地整備(ふるさとの川整備計画)を進めていきます。この事業で異常高潮に対して安全が確保されます。
●急傾斜地対策
平成11年の豪雨災害(死者26名)の教訓から、急傾斜地対策は徹底して行われなければなりません。広島県内にはその地盤の特殊性から土砂災害危険箇所が6000箇所近くあります。南区は、黄金山、比治山、元宇品、似島などに108箇所の危険箇所があり、その整備率は、59.2%にとどまっています。この整備も確実に行って参ります。危険だと思われる箇所があればお知らせください。