2001年2月・県議会報告
中原好治、質問に立つ!
平成13年2月の定例会で、私が質問をする機会がありましたので、その質問に対する回答と共に、ご報告いたします。主に南区に関する部分を抜粋いたしました。
広島港の整備について、出島3工区の利用計画について聞く
県の回答 第3工区は国際交流拠点用地として、湾岸計画に位置付けされているが、社会情勢の変化から、具体的なことは確定していない。確定するまでは、土地造成には着手しない、当面は、県内の港湾事業による浚渫土の受け入れ施設として、事業をすすめている。今後は広島市と連携を密にして、整備スケジュールを整える。
 それに対して、私は、こう考えます。
利用計画の決まっていた土地を貴重な瀬戸内海の海面を埋め立ててつくる必要があるのか、当面は単なる建設事業(首都圏残土)のゴミ捨て場になるだけではないか、と思います。産廃処分場の設置も含めて安易な行政の態度を指摘していきます。
広島港の整備について、宇品内港地区の未分譲用地の処分見通しについて聞く
県の
回答
未分譲部分は10.6ヘクタールあり、その内主なものは、4ヘクタールが広島市へ小、中学校用地として分譲予定。2.6ヘクタールが、高層複合住宅用地で現在、諸手続中。これが終わり次第、2.7ヘクタールが商業施設等用地として新年早々分譲開始予定。
 それに対して、私は、こう考えます。
埋立地にできる新しいまちがどうなるのか、小・中学校は本当にできるのか、しっかりと監視しておく必要があります。
広島港の整備について、国際海上コンテナターミナルのコンテナ貨物取扱量の見通しと利用促進について聞く
県の
回答
企業活動における、物流効率化、海外展開、国際分業化により広島港のコンテナ貨物利用は、今後5年間で現状の5割程度増加を目標としている。具体的には、コンテナターミナルの効率的な管理運営、また荷主や船会社に対する、官民一体となった積極的なセールス展開、既存航路の増便、新規航路の誘致に結びつける。
 それに対して、私は、こう考えます。
全国的には利用の少ない大型岸壁がたくさんあります。実際広島港の輸出額はマツダ関連の落ち込みもあり、11.3%の減少です。税金の有効利用という観点からもチェックが必要です。
広島、釜山間の国際定期旅客船について
県の
回答
実現に向けて、日韓両国の二国間協議はもとより、係留施設や税関、出入国管理、検疫など受入体制の面でも解決しなければならない課題もある。が、実現すれば、物流、人の交流を通じて、広島港の拠点性・国際性が一層向上するものと期待する。県としては関係機関等と連携しながら、積極的に取り組んでいく。
 それに対して、私は、こう考えます。
実現すれば宇品地区の活性化に大きな効果があると思います。実現に向け精一杯頑張ります。
広島港宇品地区湾港海岸施設の高潮対策について
県の
回答
広島港の背後地を高潮や波浪から守るために必要な護岸の高さについて、本年度、見直し調査を進めており現在最終のとりまとめを行っているところ。宇品地区については、護岸の改良のみならず、内水排除なども含め、関係機関と連携を計りながら効果的な高潮対策を進めていく。
 それに対して、私は、こう考えます。
台風シーズンになると不安な高潮です。私も小さいころから台風がくると水びたしになる宇品で育ったので、県議として何としても「高潮から南区を守る」ということに全力投球します。